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プロジェクト
未来のカッパたちにわたすたまがわプロジェクト(2021年5月1日〜)

○場所:せせらぎ館(登戸)
○参加者:多摩川プロジェクト


葛西臨海公園展示(2021年5月1日〜)

○場所:葛西臨海公園



「農フォーラム」川崎市宮前区まちづくり協議会&宮前区役所(2021年3月13日)

○場所:オンライン
〇参加者:約50名 農に取り組まれている宮前区民、東工大の学生、エコデモ関係者
〇活動内容: 昨年同月に予定されていた宮前区「農フォーラム」。緊急事態宣言により、直前で中止を余儀なくされてしまった。あれから1年、主催者も参加する側もZOOMに慣れてきた!っということで、2021年3月に開催にこぎつけた。 「エコロジカル・デモクラシー:土はコミュニティ」と題した基調講演を土肥が行い、宮前区で農に携わっている皆様(梅原正寿さん、小川耕平さん、福田真さん、清水まゆみさん)が、有機栽培や子どもたちへ農を通した教育、農福連携、食育などのお話をしてくださった。都市部における農が土を通して、人をつなぎ、コミュニティを豊かに育てていること、もしかしたら野菜を育てる産業として捉えるよりも、こちらが主たる生産物になっているのかもしれない、と皆さんの話をお聞きして思う。土は生物の蓄積が惑星のかけらと混ざってできたものだ。私たちが生きることが未来の蓄積になる回路が農にあるのではと講演会でお話ししたのだが、すぐその後に実例をどさっと教えてもらった感じだった。 あと宮前区はとっても美味な「のらぼう菜」の産地で、のらぼう菜づくりの名人は、コミュニティーに深く奉仕していた方だった。


Team SPOON九州ツアー(2016年7月17日〜7月21日)

○場所:福岡県 福岡市、佐賀県 鹿嶋市、熊本県 八代市
○参加者:Team SPOONメンバー(4名)、日本クロツラヘラサギネットワーク(約20名)、九州大学自然環境研究会Q-NERS(2名)、福岡大学柴田久先生、福岡大学柴田研究室の学生(5名)、鹿島市役所ラムサール条約推進室(3名)
○活動内容: 九州でTeam SPOONを広げていくために、Team SPOONのメンバー3人が福岡県福岡市、佐賀県鹿島市、熊本県八代市を訪問しました。7月18日には、日本クロツラヘラサギネットワーク報告会に参加させていただき、Team SPOONのこれまで1年間の活動を発表しました。各地でクロツラヘラサギの調査研究に取り組まれている方々もSPOONに興味を持ってくだいました。福岡大学では、景観まちづくり研究室の学生の方々が取り組まれている活動、SPOONの活動を互いに紹介し合いました。福岡大学のみなさんもSPOONに興味を持ってくださり、今後クロツラ日報を書く等、一緒に活動していくことを話し合いました。九州大学自然環境研究会Q-NERSの2人とも互いの活動について話し合いました。佐賀県鹿嶋市、熊本県八代市ではクロツラヘラサギが生息している干潟を案内していただきました。八代市では越夏中のクロツラヘラサギがおり、日本クロツラヘラサギネットワークの高野さん、熊本大学大学院生の岡本くんに案内していただき、クロツラヘラサギを観察することができました。
今回のツアーでは、新たに15人の方がSPOONの会員になってくださいました。今後、クロツラヘラサギが飛来する地域での活動をすすめていきたいと思います。福岡大学柴田研究室、九州大学自然環境研究会Q-NERS、鹿島市役所ラムサール条約推進室のみなさま、高野さん、松本さんはじめ日本クロツラヘラサギネットワークのみなさま、熊本大学大学院生の岡本くん、ありがとうございました!



・エコロジカル・デモクラシー観測グループによる「エコデモカードプロジェクト」のファンド公開審査会(2016年6月5日−)

○場所:東京都世田谷区
○参加者:東工大10名、ファンド応募者の皆さん、ファンド運営委員、世田谷区民の皆様な ど、50名程
○活動内容:  このプロジェクトは、「日常的な生活、身近な市民活動」と「広域的な自然の循環、都市の掲げる高い理想」とをつなぐきっかけを提案し(@名刺づくりプロジェクト、A活動訪問プロジェクト、B交流プロジェクト)、世田谷のまちづくり活動とその交流ネットワークを深化・活性化すること、また世田谷の自然とまちの理想像を豊かにすることを目的としています。このプロジェクトの目玉は「@エコデモカードづくり」であり、現在の市民活動の名刺を新しくデザインして、それを世田谷ファンドの交流会や市民活動の現場で使ってもらい、交流を活性化させる、という趣旨です。
2016年度世田谷まちづくりファンド「まちづくり活動部門」の助成活動として、本プロジェクトを申請し、去る6月5日(日)の公開審査会の審査を無事、通過しました!今後、世田谷まちづくりファンドの申請グループの皆様の活動を訪問し、皆様の協力を得て名刺をつくりたいと考えております。どうぞこれからよろしくお願い致します。
・エコロジカル・デモクラシー観測グループ「世田谷のまちづくり活動・交流の活性化〜世田谷の市民活動を【流域】−【市民憲章・都市宣言】につなぐ」


・Team SPOONお茶会(2016年5月10日、5月23日、6月2日)

○場所:土肥研究室(5/10)、二子玉川公園(5/23)、東工大内の芝生(6/2)
○参加者:Team SPOONメンバー11名、 東工大3年生2名
○活動内容: Team SPOONとしてこれまで1年活動をしてきたメンバー(本澤、藤原、町田、山城、島田)が、それぞれSPOONを通して変化したこと、楽しかったこと、大変だったことなどを、新しく研究室に入った方、留学に行っており最近の活動を知らない先輩方、東工大3年生の学生にお話ししました。
この振り返りを通して、SPOONとして活動してきたメンバー同士も、各々の苦労したことや感じたことなどを聞くことができ、とても良い機会となりました。お茶会を通して、新たに2人がこれからTeam SPOONの活動に加わってくれることとなりました。



・2016東京ストリートカウント公開報告会(2016年4月10日)

〇場所;東京工業大学 蔵前会館ロイヤルブルーホール
〇主催:ARCH、協力:東京工業大学 土肥研究室、日本大学 文理学部 後藤研究室
〇参加者:研究者、ホームレス支援関係者、大学生など92名
〇内容:
2016年1月12日〜14日に渋谷・新宿・豊島の3区を対象として実施した夜間路上生活者人口調査「2016東京ストリートカウント」の公開報告会を開催した(土肥研究室として協力)。
報告会では、ストリートカウントの調査結果と分析・推計を発表するとともに、東京の現状や2020年東京五輪・パラ五輪の影響を踏まえ、ストリートカウントから見えてくること、及びARCHが行っていく今後のアクションが提示された。質疑では会場も交え、意見や理念の共有の場となり、非常に有意義な報告会となった。
ARCHの今後のアクションとしては、より総合的で実効性のある支援システムの構築が進むよう夜間調査を継続して行っていくことや、社会的資源の定量的な分析に基づく政策提言を行っていくこと、更に今回のストリートカウントで改めて力を感じた市民の参加を広げていき、お互いに見守ったり助け合ったりする優しい都市を目指すことを示された。

ご来場いただいたみなさま、そして東京ストリートカウントプロジェクトにご協力いただいたみなさまに感謝申し上げます。

報告会の詳しい模様はARCHウェブサイトより:
http://archcd.wix.com/arch#!tsc2016-conference/t04jw



・Team SPOONメンバーによる沖縄野鳥観察会(2016年3月10日−12日)

○場所:沖縄県 那覇市、豊見城市、沖縄市
○参加者:Team SPOONメンバー3名、沖縄野鳥の会の皆さん3名、博物館カフェ「ウミエラ館」の方々3名
○場所:沖縄県 那覇市、豊見城市、沖縄市
○参加者:Team SPOONメンバー3名、沖縄野鳥の会の皆さん3名、博物館カフェ「ウミエラ館」の方々3名
○活動内容:  Team SPOONのメンバー3名が沖縄県にて越冬しているクロツラヘラサギの観測と沖縄で野鳥保護活動を行っている方々との交流のために沖縄に遠征した。
沖縄野鳥の会の会員の方々にSPOONの活動をご紹介させていただいた後、クロツラヘラサギが越冬している地点を案内していただき、野鳥観察を行った。 野鳥観察の合間には博物館兼カフェへ立ち寄り、泡瀬干潟に住む生物達の話や埋立問題等について伺った。
今回の沖縄野鳥観察会では念願だったクロツラヘラサギを直接観察することができた。Team SPOONでは、クロツラヘラサギが付けている足環を模した指輪を作り、SPOON会員にお渡ししているが、現在指輪を作成しているJ10,J15を観察することが出来た。ほかに、S80の足環をつけたクロツラヘラサギも観察することが出来た。
ご協力いただいた沖縄野鳥の会の皆さん、ウミエラ館の皆さんありがとうございました!



・夜間路上ホームレス人口調査「東京ストリートカウント」(2016年1月12日〜14日)

〇場所:渋谷区、新宿区、豊島区
〇主催:ARCH、協力:東京工業大学 土肥研究室
〇参加者:土肥研究室10名、他研究者、ホームレス支援団体メンバー、大学生などのべ111名
〇活動内容:
土肥研究室メンバーが中心となって設立したARCH(Advocacy and Research Centre for Homelessness)主催の路上ホームレス人口調査に協力した。「東京ストリートカウント」は市民ボランティアが各グループに分かれて夜の街を歩き回り、夜間の路上ホームレス人口を把握するもの。学生を中心に研究者やホームレス支援団体メンバーなど3日間でのべ111名が参加し、渋谷・新宿・豊島の都内3区を調査した。
行政による路上ホームレス人口の調査は昼間に行われており、夜間のみ路上で起居する人々が把握されていないという現状を受けて本調査を実施した。結果として、3区で行政調査の約3倍の671名が真冬にも関わらず路上ホームレス状態にあるということがわかった。 このような市民参加型の調査は都内で初めての試みであり、参加した方からは「自分の生活から遠いものだと思っていたが、実際は都市に溶け込んでいた」「真冬の夜にああして多くの方が寝ていることに胸が痛んだ」などの声が聞かれた。極寒の深夜に数十名の市民ボランティアが集まる様子は、諸外国の都市で行われている市民参加のストリートカウントを彷彿とさせる風景だった。
調査にご参加いただいた皆様に心よりお礼申し上げます。

調査の詳しい結果はARCHウェブサイトより:
http://archcd.wix.com/arch#!tokyo-street-count/qsa2t


・ロンドンのホームレス&ラフスリーパー対策調査(2015年9月14日−24日)

○場所:ロンドン,英国
○参加者:東工大4名、シドニー大学1名、社会人1名
○活動内容:  ロンドンのホームレス、特にラフスリーパー(路上生活者)に対する政策やボランタリー団体の支援活動について調査を行った。国のホームレス担当機関、大ロンドン市、5つの基礎自治体、行政の住宅パートナーシップ組織、警察、移民局、4つのボランタリー団体の計14組織に協力いただきインタビュー調査を実施した。
また、基礎自治体の一つであるウェストミンスター市とその委託事業を受けるボランタリー団体らの協力を得て、ホステルやデイセンターの見学、アウトリーチやストリートカウント活動への参加という貴重な体験をさせていただいた。
ロンドンには五輪が実施された年である2012年にラフスリーピング(野宿)を終わらせるという非常に意欲的な目標がステークホルダー間で共有されていた過去があり、それに向けて当時どのようなエネルギー及び資本が投下されたのか、協働の経緯や課題は何であったか、また五輪後の現在まで続く社会的なレガシーにはどのようなものがあるか、大変参考になるお話を聞かせていただいた。
この成果は複数の学会論文にまとめるとともに、2020年に五輪を迎え入れる東京のホームレス対策をど・、するか考え、実際に東京のステークホルダーと話し合いながら社会を変える活動に役立てて行きたいと考えている。調査にご協力いただいた方々に心から御礼を申し上げる。
また本調査は日本学術振興会科学研究費の助成を受けたプロジェクトの一環として行われた。

◆インタビュー調査および現場視察へご協力いただいた団体・行政機関: St Mungo's Broadway, Emmaus Lambeth, Homeless Link, Thames Reach, the Connection at St. Martins, THE PASSAGE, Hopkinson House (以上、ボランタリー団体等), Dept for Communities and Local Government(国のホームレス担当部局), Metropolitan Police, Greater London Authority(大ロンドン市), City of London, Westminster City Council, London borough of Southwark, Lambeth, Tower Hamlets(以上、基礎自治体), East London Housing Partnership(行政間パートナーシップ)

2020 Homeless Zero Project オピニオンページはこちらから
日本語版: http://d-lab-hlo.wix.com/2020
英語版: http://d-lab-hlo.wix.com/2020eng


・学生とまちづくりを考えよう! in 千歳(2015年8月27−30日合宿)

○場所:北海道千歳市駒里 駒里地区公民館
○参加者:東工大9名、黎明座の遠藤さん、千歳市職員、農家、市民の方々40名ほど
○活動内容: 今回の「学生とまちづくりを考えようin 千歳」の企画は、学生が4日間、千歳市、特に駒里地区の現場に身を浸して感じ、深く考えたことを現地の人々に提案するというものです。これは、千歳市の上野課長(当時)の駒里地区のグリーンツーリズムを活性化させようとする熱意のもと発案されました。企画の準備にあたり、千歳市職員の皆さんをはじめ、駒里地区の皆さんの温かい協力を得ることができ、今回の企画は実・サしました。 千歳市職員の皆さん、千歳の歴史、地誌、自然、産業を教えてくれた方々、千歳市外から僕たちを 歓迎しに来てくれた方々、そして何より駒里の老若男女の皆さん、いちいちお名前は記さないが、本当に暖かく迎えていただきありがとうございました。


・台湾エコツーリズムワークショップ (2015年4月)

○場所:台湾(Jiading、Haomeiliao)
○参加者:ランディー、マーシャ、立教大学丸谷先生、東工大(8名)、屏東大学学生(約40名)、SAVEのメンバー、JWY(約10名)、成功大学(約30名) 地域住民(約10名)
○活動内容:TeamSPOON(土肥研)のメンバー8名が4月24日(金)?4月30日(木)の期間に台湾でクロツラヘラサギの生息環境保全と地域活性化を図るためのワークショップに参加しました。 クロツラヘラサギを守る活動をしているカリフォルニア大学バークレー校教授のランディとマーシャ,SAVE internationalやJWYのメンバー,国立屏東科技大学や国立成功大学の学生など,多くの人と交流しました。 Jiadingでは自転車に乗って、エコツーリズムを推進するための地域資源発見のための活動を行いました。Haomeiliaoでは、海岸線の変動、エコロジカルゾーニング、人の営みと自然の関係をテーマに調査を行いました。 また、現地ではTeamSPOONの説明とクロツラグッズの配布を行い,現地の反応もよく大好評で盛り上がりました.今後もプロジェクトを進めていきます。ランディーさん、マーシャさん、台湾現地の皆さまありがとうございました!



・世田谷まちづくりファンド「キラ星応援コミュニティ」部門公開本審査会 (2014年12月)

○場所:カタリストBA(二子玉川)
○参加者:ファンド応募者の皆さん、ファンド運営委員、世田谷区民の皆様な ど、50名程
○活動内容:9月の一次審査で暫定採用となった5グループから、助成対象として 最大3グループを選ぶ公開審査会である。この5グループには約2ヶ月という短 い期間だがメンターの方々についていただき、一緒に今後の展開などを考え、そ の成果を反映したプレゼンテーションを行っていただいた。審査員による公開記 名投票の結果、2グループ「Futacolab」「せたがや水辺デザインネットワー ク」が、キラ星応援コミュニティ部門初の助成団体となった。この2グループに は原則2年間、メンターと相談しながら事業を展開してもらうことになる。どち らも力のあるグループであることは疑うべくもなく、しかも強力なメンター集団 との相乗・果が現れるだろうから、本当に今後の展開が楽しみである。特筆すべ きは、惜しくも助成団体に選ばれなかった3グループの方々もメンターとの関係 を引き続き希望され、メンターも了解してくれたことだ。世田谷のまちづくりの 新たな生態系の誕生を目の当たりにしているのだと思う。今回も場所を提供して いただいた東急電鉄さん(何人もの社員さんがメンターにもなってくれた!)、 事務局の世田谷社さん、どうもありがとうございました。



・クロツラヘラサギとアーバンデザイン:博多湾視察(2014年11月)

○場所:福岡市の海 九州産業大学
○参加者:東工大11名、九州産業大学山下先生とスタッフ学生の方々(6名)、日 本クロツラネットワークの松本さん、福岡大学柴田先生と学生諸君(4名)
○活動内容:今年度3回目の訪福となる。今回は東工大の3年生対象のLゼミの一 環でもある。一日目は3大学それぞれの学生諸君が、クロツラヘラサギや福岡の 景観や港湾開発史 について発表してくれた。い・ツも思うのだが、他流試合は実に実り豊かである。 二日目は、チャーターした大型バスに乗って、クロツラヘラサギに会いに行く・B 11月時点・ナは福岡の4箇所で観・@されているとのことで、全部回った。ラッキー なことにすべての場所で、採餌したり休息したりお互いに羽繕いしたりするクロ ツラに会うことができた。今回は一回り大きなヘラサギと仲良く一緒にいるのも 見られた。半年振りに会えて感激しきりであった。夕方からは九州産業大学で ラップアップWS。40/2500羽に出会えた感想や、これからも福岡がクロツラと共 にある都市であるためには何が必要か、何人の市民がクロツラを知ることが必要 か、共に考えた。ちなみに75万人/福岡市民約150万人、すなわち市民の1/2が 知ってくれれば、クロツラとその環境は保全される、というのが最も多い回答で あった。
松本さんには今回もボランティアでクロツラ・ツアーをお願いした。大 変感謝しています。・繽B産業大学の山下先生にバスの手配からWSの場所までお世 話になった。ありがとうございました。



・地域連携コミュニティ再生講座全体フォーラム2014「大麻(おおあさ)で市民 の『つながり』を考える」(2014年11月)

○場所:大麻公民館
○参加者:市民活動広域ネットワーク アクティブ・アクティブ(石狩管内6市 の市民活動グループが作る広域ネットワーク 約15名)、江別市の職員や議員、 住民の方々(約30名)、各市で活躍されているNPOの方々(約15名)財 北海 道地域活動振興協会の方々、東工大学生(5名)など、約60名
○活動内容:第8回、地域連携講座の全体フォーラムである。第3回の千歳市から 始まった各市での現地見学、交流も今回で6年目、アクティブアクティブの活動 の舞台である6市すべてを回ったことになる。ひとつの区切りのフォーラムとい うことで、これまでのアクティブ・アクティブの活動を振り返り、そして前途を 展望するプログラムを行った。これまでのフォーラムの・告書、巨大マップ、年 表を壁に張り、床に敷いて、この8年間に実現してきた多くの事々を、黎明座の 遠藤さんの司会で参加者一・ッ、確かめ・驕B6市の6市民NPOが知り合い繋がって いった過程、さらに周りの市民NPOや各市の行政マン/ウーマンに声をかけ繋がっ たこと、千歳川流域というエコロジカルに繋がっている地域を舞台に、人々や市 民グループや行政を繋いでゆくプラットフォームとしての役割を自覚したこと、 広域ならではの課題や可能性を、自治体の枠組みを超えて見出したこと、まるで フィルムが早回しされるように、アクティブアクティブの創造的な軌跡が描き出 されたのであった。日本はおろか世界的にもこういう市民活動は例を見ないので はないだろうか。来年以降のアクティブアクティブの一層の活躍に期待している。



・世田谷まちづくりファンド「キラ星応援コミュニティ」部門公開一次審査会 (2014年9月)

○場所:カタリストBA(二子玉川)
○参加者:応募グループ、ファンド応募者の皆さん、ファンド運営委員など、50名程
○活動内容:今年から新しく設置された世田谷まちづくりファンドの「キラ星応 援コミュニティ」部門、公開一次審査会が無事開催された! 昨年度から運営委 員の水谷さん、前運営委員の市川さんを中心に、多くのヒアリング、打ち合わ せ、議論を経て、本年7月に募集を開始できた部門だけに、まだ始まったところ なのだが、感慨無量である。この部門はこれまでのファンド助成とは大きく異な り、お・烽セけでなく知恵や技術などを支援しよう、という趣旨でできた。一次審 査を通過したグループにはそれぞれ3人のメンターが配される。そして活動目的 や方法、対象、事業計画などを様々な角度から一緒に検討する。そして2年後に は財政的に自立し、世田谷のまちを豊かにするという大切な役割を継続的に担っ てもらう、という部門である。またメンターをお願いしたりするために「世田谷 まちづくりファンドキラ星応援コミュニ・eィ」が結成される。まちづくりを担う グループの周りに、多くの人々、環境、知や技からなる「まちづくりの生態系」 が形成される・アとが狙いである。つまり「キラ星応援コミュニティ」部門は、未 来の世田谷まちづくりファンドの種なのである。一次審査には7グループが応 募、5グループが通過となった。場所をお貸し頂き、一緒にまちづくりに取り組 んでくれる東急電鉄さん、複雑で厳密には公益信託の範囲を超えた制度デザイン を意義があると認めてくれた受託者の三井住友信託銀行さん、事務局を引き受け ていただいている世田谷社さんに、感謝します。この部門で多くのグループが育 ち、強く多様なまちづくりの生態系が生まれますように!



・アメリカ、ワシントン州のホームレス調査(2014年9月)

○場所:アメリカ合衆国、ワシントン州
○参加者:東工大4名、ワシントン大学1名
○活動内容:アメリカ合衆国ワシントン州のホームレス政策と運用について、調査した。これまでHUDによる「ケアの継続 CoC: Continuum of Care」政策と現場での適用状況を、NY市やSF市で調査してきたが、今回は州単位での調査が目的である。WA州政府、4つのCoC(郡政府)、4つのNPOの方々、1つの連邦政府機関にヒアリング調査を実施できた。WA州には「Washington Homelessness Housing &Assistance Act」という州独自の法律があり、これを根拠に「Document Recording Fee」(不動産取引の際の手数料として一定額徴収)というHL対策費を捻出・キる仕組みがある。これらについては日本ではまったく知られておらずヒアリング調査を通じて多くのことを理解することができた。この成果は、2014年度修士論文として菅原君がまとめる。調査に快く協力してくれた、WA州商務省、King郡ホームレス問題解決委員会、Seattle市社会福祉省、Pierce郡コミュニティ連結省、Yakima郡社会福祉省、連邦政府機関USICHの米国北西部担当、NPOのPlymouth Housing Group、Compass Housing Alliance、REACH、Low Income Housing InstituteのUrban Rest Stop担当の方々には、本当に感謝している。また本調査は日本学術振興会科学研究費の・武ャを受・ッた。



・学生とまちづくりを考えよう! in 大麻(2014年8月21−24日合宿)

○場所:北海道江別市大麻地区 東地区センター
○参加者:東工大7名、黎明座の遠藤さん、市民の方々40名ほど
○活動内容:本年一月にアクティブ・アクティブのスピンオフ企画として開催された札幌圏の郊外「団地研究会」が、とても興味深く、ぜひその一端でも見聞し、体験し、外部者からの提案をしてみたいと考えた。学生諸君など7名が参加し、密度の濃い4日間の「まちづくり合宿」を敢行した。遠藤さんに調整してもらい、宿泊場所(COMMUNITY HUB江別港の2F畳にざこ寝)、作業場所(東地区センター和室1号2号)を確保した。東京から到着した21日の午後には「まちかど美術館&まちかどポストイット」ワークショップ、その成果をまとめながら、22日は「ひとりぼっちで、大麻の風を感じ身体をひたし、時を過ごす」ワークショップ、23日は車三台で「広域まち歩き:みず・エネルギーの循環を確かめる」ワークショップと連続企画を実施した。学生諸君はこれらの情報と体験をもとに(徹夜で)、大麻地区への「15の提案」を創り発表した。発表会には40名ほどが集まり、厳しく暖かく発表へのコメントをしてくれた。 資金的にも事業的にも完全な押しかけ企画だったが、大麻の人々が暖かく迎えて入れてくれ、活動内容とし・トも最高のものができた。またわずか4日間でもある町に身体をひたして考えることの重要さを再確認できた。頭も身体も心地よく疲れきったけど、またやってみたいという気持ちもわいてくる。COMMUNITY HUB江別港(麺こい屋)の橋本さん、江別市企画課の山岸さん、お世話になりました。また合宿中に、お寿司やビール、お菓子、パン、入浴券を頂いたり、パーティにご招待いただいたり、多くの方々に暖かく迎えて入れてもらった。本当にあ・閧ェとうございました。またお会いできる日を楽しみにしています。
学生とまちづくりを考えよう! in 大麻 報告書/A>


・クロツラヘラサギとアーバンデザイン:講評会(2014年7月)

○場所:東工大
○参加者:東工大15名、福岡大学柴田さん、クロツラネットワークの松本さん、立教大学丸谷先生
○活動内容:3月に台湾でクロツラヘラサギと地域開発の現場を見てから、4月にはじめた社工3年生10名と研究室メンバー5名によるクロツラヘラサギとアーバンデザイン:プロジェクトの講評会をおこなった。九州にある80余の湿地にどんな渡り鳥が飛来し、そこにはどんな自然保護グループがあるのか。渡り鳥たちはどのよう人々を繋いでいるか/繋ぎ得るか。これがひとつの班の問題意識であり提案である。もう一班は福岡地方に見られる300種余りの鳥の生息可能域を季節ごとに示すプレゼンテーションをしてくれた。福岡から福岡大学の柴田先生(土肥研OB)と日本クラツラヘラサギ・ネットワークの松本さんにも来て頂き、コメントや解説などをもらった。松本さんは、クロツラ保護の最前線やアイランドシティに予定されている野鳥公園の問題点など、講義もしてくれた。ありがとうございました。今秋クロツラが朝鮮半島から帰ってきたら、このメンバーで訪福岡する予定である。


・まちづくりファンド新部門に向けたギャザリング最終回(2014年7月)

○場所:二子玉川カタリストBA
○参加者:世田谷区民、ファンド運営委員など50名程、東工大10名、計60名程
○活動内容:(更新中)


・世田谷まちづくりファンド ウエルカム懇談会(交流会)(2014年6月)

○場所:三軒茶屋しゃれなーどホール
○参加者:ファンド助成団体の皆様、トラまち、運営委員など 計70名程
○活動内容:昨年度、私が提案したWSプログラムを踏襲した。名づけて「世田谷カフェ方式」である。全員で新聞紙をまるめて世田谷の地図を作って、まずご近所さん、次・ノ似た分野の活動をしている人々と出会い、名刺を交換して・ィ話しする。それだけなんだけど、すごく盛り上がって、時間が来てもそこここで繰り広げられるお話しは終らない。立ち話なんでちょっと疲れることが難点か。様々なまちづくり活動をしている人たちは、意外と同じ地域で活動している人々を知らない。まして同じような活動分野だけど世田谷の離れた場所で行われている活動などは知るべくもない。世田谷まちづくりファンドは、助成グループ間の交流を活発にすることを目的の一つとしている。だからこのWSプログラムは大事なのだ。昨年は本当に多くのグループが交流会を経て、実際に訪問し合い、つながったのだった。私はここにまちづくりの新しい世界を見る。


・世田谷まちづくりファンド まちづくり部門報告会&公開審査・・i2014年6月)

○場所:三軒茶屋しゃれなーどホール
○参加者:ファンド応募者の皆さん、ファンド運営委員、東工大学生10名 計200名程
○活動内容:(更新中)


・九州産業大学景観センター講演会・i2014年5月28日)

○場所:九州産業大学
○参加者:九産大の学生さん、教員、20名ほど
○活動内容:九州産業大学の山下先生からお誘い頂き、景観セミナーの話題提供をした。「風景」という言葉はその曖昧さゆえとても魅力的である。最近考えている「風景の共有・交換」についてお話した。山下先生は昨年の東工大博士学生の公開勉強会で、素晴らしいまとめをしてくれた先生だ。日本クロツラヘラサギネットワークの松本さん、福岡大学の柴田さんも来てくれて、本当に楽しい福岡のひと時だった。


・世田谷まちづくりファンド 震災復興部門報告会&公開審査会(2014年5月)

○場所:三軒茶屋しゃれなーどホール
○参加者:九産大の学生さん、教員、20名ほど
○活動内容:2013年度の助成4グループの活動報告を受けた。強く太い繋がりが、大船渡、仙台、新東名、福島と世田谷を結んでいた。世田谷のまちづくりの経験が世田谷以外でも通じるのか、被災したときにも役立てることができるのか、東北のまち、人々とつながることは、こんなことを確かめることでもある。東北三県と世田谷区の地図を用いて、ファンドグループは被災地とどのように何で繋がっているのかを、参加された皆さんと一緒に確かめた。会場の三茶しゃれなーどの床に部門設立2年分のすばらしい成果が浮か・ム上がった。


・愛知コミュニティ財団 木村正樹さん講演会(2014年5月16日)

○場所:東工大
○参加者:東工大学生など30名程
○活動内容:ファンド新部門のための「ギャザリング」のゲストスピーカー木村正樹さんにお願いして、東工大でも講演会を開いてもらった。社会的企業、伴奏型支援などのお話しがあるのかと思いきや(もちろんそれらも大事なのだが)、お金の循環を使って地域を、世界を変革するお話しだった。お金が行政や地方銀行だけで回っているのでは、地域の小さな活動には届かない、だから愛知コミュニティ財団とコミュニティユースバンクmomoを設立して、人々の志金を回すのだ、と。深い洞察と溢れるアイディアと軽やかなステップに、聴講した学生諸君も圧倒され、それから多くは木村さんの試みに自分・フやり方で合流したいと思ったと思う。私はそう思った。


・クロツラヘラサギとアーバンデザイン:博多湾視察(2014年4月)

○場所:福岡市の海
○参加者:東工大5名、日本クロツラネットワークの松本さん、福岡大学柴田さん
○活動内容:3月に台湾で開かれた第9回パシフィックリムで出会ったクロツラヘラサギは、なんとも可愛くて変な鳥だった。それでこのクロツラを守る活動をしているマーシャやUCバークレーのSAVE Internationalの人たちと話して、日本でもクロツラとエコロジカル・デモクラシーの関係を調べることにした。まず卒業生の土屋さんと相談して今年度の3年生のLゼミのテーマにした。それからクロツラが朝鮮半島に帰る前に福岡に会いにいこうと、研究室の諸君と福岡に飛んだ。日本クロツラネットワークの松本さん、福岡大学柴田さんに一日中案内してもらい、ばっちりクロツラに再開することができた。やっぱり可愛くて変な鳥だった。


・まちづくりファンド新部門に向けたギャザリング(2014年4−7月)

○場所:二子玉川カタリストBA
○参加者:それぞれ50名から60名
○活動内容:「キラ星応援コミュニティ部門」という新しい部門を、世田谷まちづくりファンドは作ろうとしている。(2014年6月に設置が決まった!)この部門はいくつかの点で、これまでの20年間の様々な部門とは大きく異なっている。まず助成するのはお金だけではなくてメンターからのサポートである。このためにメンターを出す応援コミュニティを創る。いつの間にか応・する側される側が絡み合ってまちづくりの生態系が形成される。日本のいろんなまちで既に展開しているこんなまちづくりの方法を、世田谷でもやってみよう!ということで、運営委員の水谷さん、前運営委員の市川さんを中心に・A勉強しながら応援コミュニティを準備する「ギャザリング」が企画された。毎回この分野をリードする若きスピーカーがお話しをしてくれて、時には会場含めてスリリングな展開もあり、何よりもこの「ギャザリング」をファンド運営委員会が主催したことで(これも20年の歴史で初めてのこと)、運営委員会に様々なノウハウと自信がついた。そして7月18日から「キラ星応援コミュニティ部門」の募集が始まっている!


・第9回コミュニティ・デザイン国際会議パシフィックリムin台湾(2014年3月)

○・齒梶F台湾各・n→中原大学
○参加者:台湾、アメリカ、韓国、日本のコミュニティ・デザイナーたち、80名程
○活動内容:(更新中)


・川崎市第3期ホームレス自立支援計画へのパブコメ(2014年3月)

○場所:東工大→川崎市
○参加者:川崎水曜パトロールの水嶋さん、東工大3名 計4名
○活動内容:(更新中)


・北海道アクティブアクティブ・団地研究会(2014年1月)

○場所:札幌市 越山計画
○参加者:石狩市、札幌市、北広島市、江別市の都市計画、住宅関連部署の職員の方・X、千歳市市民協働課の職員の方15名ほど、アクティブアクティブ・<塔oー(7名)、東工大(6名)など 計30名ほど
○活動内容:昨年11月のアクティブアクティブ全体フォーラムで提案された「札幌圏の郊外住宅団地を一緒に考えよう」が、すぐに実現した。このグループの人たちはアイディアをすぐに実現してしまうところが凄いと毎回感服させられる。当日の進め方などを東工大+黎明座の遠藤さんで担当することになった。越山計画という素晴らしい空間を使えるということで、企画にも力が入った。しかし何といっても画期的なのは、石狩市、札幌市、北広島市、江別市の都市計画・住宅関連課、千歳市市民協働課の職員の方々が一同に会したことだ。アクティブの市民が声をかけて初めて、この問題に日々取り組んでいる各市の職員の方々がそれぞれの経験やアイディアを、名刺と共に交換したことだ。札幌圏の郊外住宅団地に行政と市・ッが一緒に取り組んで、素晴らしい広域圏を創り上げてゆくことだろう。
札幌圏の郊外住宅団地再生勉強会報告書


・千歳市職員の市民協働研修 (2014年1月)

○場所:北海道千歳市 総合福祉センター
○参加者:千歳市職員の方約30名、市民活動広域ネットワーク アクティブ・アクティブのメンバー7名 東工大6名
○活動内容:昨年に引き続き、今年も千歳市職員の市民協働研修をアクティブ・アクティブが行うこととなった。今年は講演会(土肥さん)、寸劇(土肥さんも出演)、市民協働のシナリオ・ワークショップという構成だった。行政の持つ人やお金という資源が少なくなっている今日、市民・ニの協働は欠かせないものとなっている。しかし行政から見れば「素人」の市民と一緒に物事を進め、決め、振り返るのは、そう簡単ではない。市役所のさまざまな部局にいる係長クラスの方々と広域市民グループ・アクティブアクティブの人々・ェ協働について一緒に考えた一日だった。


・博士学生の公開勉強会(2013年12月)

○場所:東工大
○参加者:東工大学生10名、他大学からの先生(博士)10名 計20名ほど
○活動内容:土肥研究室の博士課程在学中の4名が、自分の研究へのフィードバックを求めて研究室の先輩博士らにお願いして実現した企画。しかし研究室の枠を超えて、多くの博士の方々が参集してくれて、4時間の長丁場を感じさせない、中身の濃いそして未来を切り拓く議論が交わされた。九州産業大学の山下先生は発表した4人にそれぞれ「尊厳」「公正」「価値」「民主主義」を書くことの重・vさを指摘してくれた。自分たちの研究室なのに、皆すごいことをやってるんだなと再確認した!山下先生、東洋大の川澄先生、横国大の柏崎先生、京都の野嶋博士、あとOBの博士たち、どうもありがとうございました。


・世田谷まちづくりファンド震災復興部門ヒアリング、拠点部門公開審査会(2013年12・氏j

○場所:駒沢大学
○参加者:ファンド応募者の皆さん、ファンド運営委員など、40名程
○活動内容:世田谷まちづくりファンドが東日本大震災を受けて震災復興部門を起こしてから2年目になる。総額300万円を世田谷のまちづくりをもって被災地と繋がる3〜4・c体の活動に助成する部門である。この部門は委託者であるトラストまちづくりの「反対」を押して、ファンド運営委員が一致して設立したものだ。現在でもこの部門を取りやめようとする圧力がトラストまちづくりからかけ続けられている。しかしこの日の中間ヒアリングでも、2013年度助・ャの4グループが粘り強く東北の痛んだまちや人々と共にある活動を繰り広げ、その経験を世田谷に持ち帰ってくれていることが示された。これからもファンドには、被災地のまち、ひとと繋がり続けて欲しいし、そうすることで世田谷のまちづくりがさらに豊かになると信じて欲しいと思う。 拠点部門は民間都市開発機構からの寄付5000万円を基に作られた部門だが、本年度採用された「NPO法人ら・ら・ら」さんで最後となった。世田谷中に10箇所のまちづくりの「拠点」ができたんだな、と思うと感慨深い。


・タイのコミュニティ、スラム調査(2013年11月)

○場所:タイ:バンコク
○参加者:土肥研修士学生の下平さん、東洋大学の川澄先生、土肥
○活動内容:下平さんはM2の一年間、タイのタマサート大学へ留学して同国の貧困コミュニティ改良WSなどに参加した。修士論文でもタイのコミュニティ政策とスラム問題を取り上げることにし、11月をその調査に当てている。その調査に同行し、また友人の若手タイ研究者である川澄さんに10年以上フィールドワークをしている現場(タ・C最大のスラムと呼ばれたクロントイなど)を案内していただいた。「バンコクには伝統的にコミュニティがない」という多くの先行研究に、「そん・ネわけないだろ!」と現地に行くこ・ニになったのだが、この点に関しては今でもよくわからない…。川の神様に祈りをささげるロイカトーン祭では、バンコクでは見られないと聞いていた無数のランタンが夜空を舞い、チャオプラヤ川に夜景が映り、幻想的な熱帯の大都市の風景に酔った。5泊4日(機中2泊)という強行スケジュールだったが、中身の濃いいろいろと考えさせられる調査旅行・ナあった。(優れた調査結果や分析などは下平さんが2月に発表する修士論文までお待ちください!)



・地域連携コミュニティ再生講座全体フォー・宴2013「石狩でつながる:市民協働の未来」(2013年11月)

○場所:石狩総合保健福祉センターりんくる
○参加者:市民活動広域ネットワーク アクティブ・アクティブ(石狩管内6市の市民活動グループが作る広域ネットワーク 約20名)、石狩市、札幌市、江別市、北広島市、恵庭市、千歳市の市民協働関係部局の職員の方々(7名)、各市で活躍されているNPOの方々(約15名)財 北海道地域活動振興協会の方々、東工大学生(4名)など、約50名
○活動内容:地域連携講座の全体フォーラムも第7回と・ネった。私が関わってから6年が経つことになる。昨年の全体フォーラムからは各市の職員の方も参加してくれるようになり、今年はさらに各市で活躍するNPOの方々を招いて、共・ノ広域市民ネッ・gワークについて考えるのがテーマとなった。「今年は久しぶりに大きなワークショップを!」という要請もあり、コンカリ理事の遠藤さん(黎明座)と土肥研究室でプログラムを考えた。まず活動の舞台を丸めた新聞紙で作り、各市から来ていただいた市職員、NPOの方々をそれぞれの市のアクティブアクティブのメンバーが全員に紹介する。今年は石狩市がホストメンバーだったから、NPOや市職員の方々も他の市の倍ほどもいて大所帯となった。市毎に別れ自分の市のまちづくりの特徴、課題を考え、次に別の市を訪問しお互いに市民の風景、町の風景を紹介する。そして2市が一つ・フグループになって、石狩管内・ナ一緒にできることを書き上げた。石狩の風車と千歳の水車、石狩の鮭と千歳のヒメマス、石狩川の支流の千歳川の源流を抱える千歳市と大河川石狩川の河口のまち石狩市では、大気の流れと水の流れが石狩管内を循環していることが確かめられた。江別市と北広島市では同時期にでき高齢化を迎えている札幌圏ベッドタウンへの取り組みの経験が交換され、共・Lされた。恵庭市と札幌市は、若者高齢者の人材交流が挙げられている。それぞれなんと素晴らしい成果だろう。町のことを考える市民と行政職員が集まって、自由に課題と解決方法を考えると、こんなにすごい事を見出し、表現し、提案するのである。しかもアクティブアクティブの人たちだから、きっとこれらのアイディアをすぐに実現してしまうのだろう。ここでも市民の力、特に広く考え、お互いの経・アを共有する力に圧倒された。 午前中の石狩エクスカーションで回った、市民が関わりながら創った図書館、市民ファンドによる風力発電の風車(かなみちゃん)、昼食に頂いた本場石狩なべの美味さ、合宿でお世話になったHills’s Home(露天風呂、ピザ、最高)、二日酔い気味の頭をすっきりさせてくれたカフェLyceenneの絶品のコーヒーと素晴らしい石狩川河口と石狩湾の眺め、どれも素晴らしかった。自分の一部に石狩市の風景がしっかりと入ったことも嬉しかった。



・世田谷まちづくりファンド 交流会2013(2013年10月26日)

○場所:駒澤大学
○参加者:まちづくりファンドの助成グループの皆さん、まちづくり広場、世田谷トラストまちづくり、ファンド運営委員、駒澤大学、東工大(15名)など、130名程
○活動内容:第1部でクラウドファンドの話を聞いた。第2部・フ交流会では、世田谷まちづくりファンドの助成グループが協力して、クラウドファンドに応募するとしたら、どんな資源を持ちどんな課題にあたるのだ・・、・I? という設定で、まずそれぞ・黷フグループが活動する地域(13地域)の特徴や課題、活動風景などを話し合ってもらった。次に普段はあまり縁のないだろう世田谷区内でも離れた地域を「訪問」し合って、似ているところ、ぜんぜん違うところなど、話し合った。最後に相手の地域の素晴らしいところ、資源を上げ、一緒に解決したい課題を挙げてもらった。各テーブルで使ったカラー地図を・、まく並べてできた巨大世田谷地図(約6m×6m)を皆で囲みながら、それぞれの成果を発表した。一つ一つのファンド・グループがそれぞれの地域で繰り広げているかけがえのない活動が、繋がりあってより大きな世田谷のまちづくりを形作っている。市民はこのように日々まちを作っているのだと、まちづくりの新たな階層を見ることができ、本当に感動した。参加者の皆様、ありがとうございました。またこのWSプログラムは土肥研の土屋陽子さんが中心になって練り上げたが、実現までの苦労は忘れられない。関係者の皆様に改めて感謝いたします。
 
まちづくりファンド交流会2013ワークショップ成果物


・世田谷まちづくりファンドグループ訪問ツアー(2013年7月〜)

○場所  :世田谷区のまちづくりの現場
○参加者:世田谷まちづくりファンドから初めて助成を受けるグループの方、まちづくり広場、世田谷トラストまちづくり、ファンド運営委員、東工大の学生など70名位
○参加者:ファンド助成グループの皆さん。東工大の土屋さん、土肥、その時々の人々○活動内容:   今年の世田谷まちづくりファンド助成グループの活動現場をできるだけ見てみたい!ひとつひとつのまちづく・闃・ョを身体で感じて、さらにそれらすべてが創り上げている世田谷のまちづくりとはどんなものなのか考えてみたい!!というのが、今夏勝手に始めた「・tァンドグループ訪問ツアー」である。それぞれのまちづくりの風景はいかに共有され、世田谷全体のまちづくりの風景となるのか、同様の問題意識を持ち修士論文にまとめようとしている土屋さんと一緒に、ツアーは続行中である。これまでに20グループほどの活動現場を訪れた。訪問するたびに感動し深く考えさせられる想像をはるかに超えた豊かなツアーだ。まちを愛し、人びとを支え、自然を慈・オむ世田谷まちづくりファンドの仲間たちに最大の敬意を表したい。あといつも暖かく私たちを迎え入れてくれて、ありがとうございます!!



・世田谷まちづくりファンド ウェルカム懇談会(2013年6月)

○場所  :世田谷区三軒茶屋しゃれなーどホール
○参加者:世田谷まちづくりファンドから初めて助成を受けるグループの方、まちづくり広場、世田谷トラストまちづくり、ファンド運営委員、東工大の学生など70名位
○活動内容:   まちづくりファンドは公益信託からの助成をうける世田谷のまちづくりを切り拓くグループの交流を、目的の一つとしている。主催するトラストまちづくりに協力して、今年は大きなワークショップを準備した。「世田谷・カフェスタイル」WSとでも名付けたらよいだろうか。参加者全員が新聞紙で巨大な世田谷を作り、それを舞台に「同じ地域のグループ」、「出会ってみたいグ・求[プ」と色紙で作った大判名刺を交換し、経験を共有し、未来を展望するワークショップだ。皆さん多くの世田谷のまちづくりの仲間のグループと交流した。時間が来てもまだまだ立ち話が終らない。なんとか70名が新聞紙の世田谷を囲んで並ぶと、世田谷区の形と各グループの名札、そこに並べられた数えられないほどの色とりどりの大判名刺が、この交流会の意義を明確に表していたのであった。まるで世田谷中に向日葵の花が咲いたようだった。



・北海道アクティブアクティブ訪問(2013年6月)

○場所  :札幌市、江別市
○参加者:アクティブアクティブの皆さん、コンカリ住民劇の皆さん、東工大の学生諸君
○活動内容:   石狩管区6市の市民グループが結成した広域連携グループ「アクティブ・アクティブ」。来日中のマーシャさん(現在はアメリカのスミス大学教授)がぜひ訪れてみたいとかねてから言っていたグループである。アクティブアクティブの活動をまとめた紙芝居風報告書の上演、今後の展開についての議論などを見てもら・チた。マーシャさんが東工大の特別講義でも重要課題の一つにあげていた、異なるスケールのまちづくりとそれを重ねることが、ここでは実際に展開されている。「世界でもとてもユニークなグループ、特別な取り組みですね」と感心していた。江別市の市民まちづくり基金の公開審査会、琴似の劇場コンカリーニョでの住民芝居(打ち上げにも乱入!)など、交流の場はどんどん広がっていった。素晴らしい訪問だったとマーシャさんも大変喜んでくれた(と思う)。



・世田谷まちづくりファンド 公開審査会(2013年5月6月)

○場所  :世田谷区三軒茶屋しゃれなーどホール
○参加者:世田谷区民の皆さん ファンド申請者の皆さん、世田谷トラストまちづくり、まちづくり広場、ファンド運営委員、東工大の学生など150名位
○活動内容:   第21回の世田谷まちづくりファンドの公開審査が開催された。まちづくりファンド運営委員長としては4・目の審査となる。今年は昨年に比べて10団体ほど多くの申請があり、世田谷のまちづくりの層の厚さを感じたのだが、しかし同時に審査は大変だった。個人・I・ノ一番嬉しかったのは昨年創設した「10代まちづくり部門」に初めて応募があったことだ。10代の男女4人からなる「キャラメルポップコーン」は素晴らしいプレゼンテーションで、満額助成をうけることになったのであった。感涙もあり暖かい拍手があり、若きまちづくりの仲間を向かえて、会場が歓びに満ちた瞬間だった。また、カリフォルニア州立大学バークレー校時代の 恩師マーシャ・マクナリ・ウんがアメリカからこの公開審査を見に来てくれた。彼女が初めて世田谷のまちづくりに関係したのはもう20年も前になるそうだ。「劇団無職」「無職フェス」など、こちらも若者とまちの新たな関係に魅了されていた。



・玉川田園調布周辺まち歩き―玉川まちづくりハウスが繋ぐ市民活動(2013年6月2日)

○場所:玉川田園調布
○参加者:マーシャ、玉川まちづくりハウス、土肥研メンバー11人
○活動内容:マーシャ・ウィークイベント第3弾は、NPO法人玉川まちづくりハウスの伊藤雅春さんによる企画、まちづくり活動の現場を巡るまち歩きであった。マーシャさんはじめ、林泰義さんも参加し、土肥研からも11名参加した。緑豊かな九品仏淨眞寺から・Xタートしたまち歩きでは、住民参加のワークショップによってつくられた「ねこじゃらし公園」や「デイ・ホーム玉川田園調布」、まちの憩いの場である「え・がわinn」、地・謠Z民の運営する「地域共生のいえ 読書空間みかも」、様々な人の努力により保存に至った吉村順三の「園田邸」などを巡った。途中、個々の住宅に植樹された桜の物語や地区の共有財産として保存されたケヤキの物語を聞いて、これまで織り成されてきた活動が根を張り、この地域の風景として広がっていることを実感した。
 



・マーシャさん東工大客員研究員とし・ト来日特別講義(2013年5月31日)
Designing the Social:What’s in it for Japan?
Landscape Planning in the Wilds of Los Angeles

○場所:東京工業大学
○参加者:マーシャ、東工・蜉w生+土肥研合わせて30人位
○活動内容:2013年5月から6月にかけて約2週間、コミュニティ・デザインの先駆者であるマーシャさんが日本のまちづくりの現場を訪れるために来日(通称マーシャ・ウィーク!)。その間、数々のイベントが開催され、その第一弾としてマーシャさん&土肥さんによる講演会が開かれた。マーシャさんは「Nature Big and Small」と題してロスアンゼルスの野生生物に関するランドスケープ計画について、土肥さんは北海道でのプロジェクト「Active Active」の活動について話し、後に全体でディスカッションが行なわれた。小さなスケールから大きなスケールを行き来する野鳥の視点からみた、自然と社会・空間のつながり、そしてつながりを求めるActive Activeの活動の行方など、今後のコミュニティ・デザインを考える刺激的な場であった。



・Interstudio主催の渡辺泰男さんを迎えてのゼミ (2013年5月)

○場所  :東工大社工ゼミ室
○参加者:渡辺さん、清野さん、土肥研学生諸君 約20名
○活動内容:  立教大学の清野さん(OB)のジャンカルロ・デ・カルロ氏研究でお世話になった、Interstudioの渡辺泰男さんがゼミを訪問、特別発表もしてくれた!!デカルロたちと一緒に働いた若き日々のお話(ウルビーノ大学の学生寮を設計されたそう)、現在建設中のウルビーノの丘に立つ神秘的な教・・ーのお話、イタリアの精神病院のお話、どれも圧倒的に面白く、学生一同魅了されまくった。渡辺さんも「いい若者たちと出会えてよかった。」と言ってくれた・B再びお会いできる日が楽しみです。



・濱田さんの卒業論文「仮設住宅における支援者の意識変容〜岩手県気仙郡住田町を対象として〜」の住田町での発表会 + 石巻訪問 (2013年3月)

○場所  :場所:岩手県住田町下有住基幹集落センター
○参加者:住田町の仮設住宅の皆さん、住田町の皆さん、支援グループの人・X、東工大OB、学生、20名位
○活動内容:3月に卒業される濱田さんは、もともと卒論に多くを期待していなかったそうだ。しかし昨秋、住田町を訪れてから全ては一変する。被災された人々を受け入れる側の人々は、この2年間何を感じ、思い、得てきたのだろうか。12人の支援者の方々へのインタビューから、役所の人、外部からの支援者、地元の人と、それぞれ大きく異なる思いを抱え、それぞれ大切なものを得ていることを、濱田さんは指摘した。この卒論は社会工学科の最優秀論文に選ばれたのだが、それは濱田さんが住田から貰った大きなものによるのだろう。そしてこの論文を住田のお世話になった人々の前で発表したのだった。皆さんの暖かな拍手で会場は一杯になった。 帰り道に石巻で活躍している、真野研究室の渡辺さんとondesignの勝さん(東工大OB)に会いに行・チた。ごく短時間の滞在だったが、彼らと石巻の強い関係を感じた。ここにも支援し、大きなものを得ている若者がいて、嬉しくなった。
  



・都市計画学会論文「メキシコ・シティにおける地域の歴史を踏まえ・ス公共空間の改善プログラムの検討−ペドレガル・デ・サント・ドミンゴ地区住民の認識史から−」のサント・ドミンゴ地区での発表会 (2013年3月)

○場所  :エスクエリータ(ペドレガル・デ・サント・ドミンゴ、メキシコ市)
○参加者:ペドレガル・デ・サント・ドミンゴ地区住民の皆さん(40人位)、土肥研吉田
○活動内容:天野裕氏を中心に土肥研究室で行ってきた、メキシコ市での自助建設グループへの調査研究の延長として、2011年に都市計画学会学術論文を執筆した。同論文の発表会を、サント・ドミンゴ地区の民衆組織UCSD(Union de Colonos del Pedregal de Santo Domingo)のFernando Diaz、Gomez Barranco Yolanda、Julio L. Hernandezをはじめとするメンバーの協力のもと、「東京からのまなざしUna Mirada desde Tokio al Pedregal de Santo Domingo」と題して発表することができた。発表は、住民の手によって建設された同地区のコミュニティ・センターである「エスクエリータ」で行われた。当時、トタンや段ボールでできた家屋から始まり、家々をつなぐ道路、地区の骨格となる街路と下水道、牛乳の配布や無料診療所、青空教室などを自らの手でつくってきた住民のみなさんの前での発表はとても緊張したが、色々な意見や感想を頂くことができた。新たな視点から紡いだこの地区の物語を、これから様々な場所につないでいきたい。
★吉田祐記、土肥真人(2011)
メキシコ・シティにおける地域の歴史を踏まえた公共空間の改善プログラムの検討 ‐ ペドレガル・デ・サント・ドミンゴ地区住民の認識史から ‐
・日本都市計画学会の2011年 年間・D秀論文賞を・賞しました。

  



・世田谷まちづくりファンド 災害対策・復興まちづくり部門 活動成果発表会(2013年3月)

○場所  :世田谷区 成城ホール
○参加者:世田谷区民の皆さん 当該部門の助成を受けた4団体の方々、世田谷トラストまちづくり、ファンド運営委員など100名以上
○活動内容:震災から2年が経ち、腰をすえた物や心の支援が必要になっている。ともすればしんどい現実を忘れそうに/忘れたくなる東京での日常の日々だが、粘り強く支援をされている方々と会うことで、心を奮い立たせることができると思う。世田谷まちづくりファンドは、震災後1年かけて新部門の創設と活動団体の募集を行った。そして震災後2年目に、当ファンドの助成を受けた4グループが東北で、世田谷で・・され、この日はその成果を発表し、特に世田谷の防災や被災時の必要などへの市民からの提言をいただいた。助けてもらうための(支援を受けるための)技術など、世田谷のまちづくりが他の地域のまちづくりとどのように繋がるのか、平時、非常時の方法が、いくつも提案された。本当にこの部門ができて良かったと思う。また大変な活動に裏打ちされた「福島を決して忘れない。」という言葉が、響いた。

  



・千歳市職員の市民協働研修 (2013年1月)

○場所  :北海道千歳市 総合福祉センター
○参加者:千歳市職員の方約30名、市民活動広域ネットワーク アクティブ・アクティブのメンバー7名
○活動内容:昨年の「つながりを開く」全体フォーラムで、行政の方々とつながってわずか3ヶ月、アクティブ・アクティブの初仕事として千歳市の職員研修を行うことになったと連絡があった。その調整能力の高・ウと実行力にはただただ圧倒され、これは見逃せないと無理なところを頼み込んで、参加させてもらった。「市民と共に働く」ことをどう捉え、どう実践するのか、寸・、講演、WSなどなど様々な方向から共に考える、とても充実した一日研修だったと思う。それにしてもアクティブ・アクティブに集う市民グループの方々の柔軟性と実行力には頭が下がる。またこの市民たちと協働して職員研修を行うのがベストだ!と考え実現された千歳市の担当課の皆様にも、感銘を受けた。


 



・地域連携コミュニティ再生講座全体フォーラム2012「つながりをひらく」(2012年10月)

○場所  :北広島の「はなさか市民」「二蔵社中」訪問、北広島市生涯学習センター夢プラザにて全体フォーラム
○参加者:市民活動広域ネットワーク アクティブ・アクティブ(NPO法人ひとまちつなぎ石狩、NPO法人コンカリーニョ、NPO法人えべつ協働ねっとわーく、NPO法人北広島ITネットワーク、NPO法人えにわ市民プラザ・アイル、一般社団法人ちとせタウンネットのNPO6団体、約15名)、石狩市、札幌市、江別市、北広島市、恵庭市、千歳市の市民協働関係部局の職員の方々(6名)、財 北海道地域活動振興協会、市民の方々
○活動内容:6回目になる全体フォーラムはこれまで培ってきたNPO6団体のつながりを、さらに外へと開こう!と、企画された。午前中は北広島市の市民活動を見学、交流し、午後からは各NPOが日頃お付き合いのある・A各市の市民担当部局の担当者の方々と共に、シンポジウムを行った。市民と行政の信頼に基づく協働に必要なこと、予算の問題、NPOに求めることなど、普段はなかなか話せないことが、率直に議論された。また6市の職員の方々も始めて会われた方も多かったようで、まさに市民のつながりが行政も繋いだのであった。

 



・アメリカ、ニューヨーク・サンフランシスコのホームレス調査(2012年9月)

○場所  :アメリカ合衆国、ニューヨーク市、サンフランシスコ市
○参加者:東・H大5名、シドニー大学1名
○活動内容:
  日本学術振興会科学研究費の研究の一環として、ニューヨーク市、サンフランシスコ市で、アメリカのホームレス問題への政策スキームと運用の実態を3週間にわたり調査した。アメリカには「ケアの継続 COC: Continuum Of Care」という連・Mレベルの政策があり、各地に同名の会議が結成されている。NYにもSFにもCOCがあり、ここに所属するNGO8団体、2市、1連邦組織に、COCの成否やデータベースの活用などについて、ヒアリングを行った。分かったことは本当に多く、現在まとめている最中だが、NYとSFにおけるCOCは時間的、組織的、財政的継続を実現しており、現在のところ優れて有効に機能しているという、印象を受けた。2012年度の関口さんの修士論文がNYについてまとめることになっている。調査に快く協力してくれた、 NY市:Department of Housing and Urban Development New York Regional Office, NYC Department of Homeless Services, Center for Urban Community Services, The Bridge, Project Renewal, Manhattan Outreach Consortium, SF市:Human Services Agency of San Francisco, Central City Hospitality House, Catholic Charities CYO, Mission Neighborhood Health Center, Compass Family Services の方々には、本当に感謝している。






・the 8th international conference of the Pacific Rim Community Design network 国際会議(2012年8月)

○場所  :韓国 国立ソウル大学
○参加者:韓国、アメリカ、台湾、日本などのコミュニティ・デザイナー100人くらい。土肥研関係者は10名参加
○活動内容:
  韓国の都市計画、都市開発分野では、住民参加の進展が著しいらしい。そこで第8回になるコミュニティ・デザイン・パシフィックリム会議は・Aソウルで開催されることになった。98年、バークレーのゼミ室で30名程度で開かれた第1回会議からは、想像もできないほど大きな会議だった。国際会議場で行われた全体会議には300名ほどもいたのではないか!?コミュニティ・デザインの広がりと深まりを感じた会議だった。土肥研からは土屋さんが「風景の共有」、中村さんが「アートとコミュニティ」を発表した(もちろん素敵な英語で!!)。





・International Conference on Wetlands Breadbasket 濕地糧倉國際研討會国際会議(2012年5月)

○場所  :台湾 台南市
○参加者:台湾、アメリカ、日本のコミュニティ・デザイナー、台南市民(100名程度)。特にprf. Randy Hester, prf. John Riuらと会えたのが嬉しかった。東工大土肥研からは4名が参加
○活動内容:
  台南市に近い湿地にビンナン工業団地が計画されたのは、今から20年程前のことだった。絶滅に瀕している黒面ヘラサギの70%が、この湿地で越冬している。またこの湿地に伝統的な文化を残し、漁業に携わる人々もいる。自然の生態系を守り、地域社会の生態を守るために、科学者と住民とコミュニティ・デザイナーが協働し、ビンナン計画は大幅に縮小された・B現地見学と発表会の充実した5日間だった。
 



・デジタル映像コンテンツ制作講座作品発表会≪市民活動に もっと もっと 動画を!≫(2012年3月)

○場所  :札幌市ターミナルプラザことに PATOS
○参加者:札幌圏6都市で市民活動センターなどを運営している6つの市民団体(約15名)、財 北海・ケ地域活動振興協会
○活動内容:
  6市の市民団体の方々が、市民活動や町の様子などを共有し繋がる方法として、動画作成とそのネット上の共有を企画しています。この会議には、東工大土肥研究室から、skypeやu-streamを使って、4人の研究室メンバーがネット参加しました。背景に巨大地図を広げたりして準備万端で臨みました。会議は順調に進んでおもしろかったのですが、やはりネット会議では、会場の雰囲気もいまひとつよく分からず、打ち上げにも参加できず、何かもどかしさも残りました。また北海道に行って、仲間の皆さんに会いたいですね!




・イタリア ジャンカルロ・デ・カルロ氏に関する調査(2012年3月)

○場所  :イタリア;ウルビーノ、ペーザロ、ミラノ
○参加者:清野さん、土肥
○活動内容:
 立教大学の清野さん(OB)の研究費による調査に同行した。建築家であり都市デザイナであるデ・カルロ氏は、イタリアで参・チのデザインを理論的に展開し、実践的にすぐれた都市デザインへと結びつけた人である。清野さんはデ・カルロ氏の作品について修士論文を書いている。今回の調査で・ヘ特にウルビーノのDATAという街の正面にある城壁部分の再利用とそのデザインに関する様々な議論を収集し、同時にデ・カルロ氏をよく知る人々へのヒアリングも行った。ペーザロではInterstudio主催の渡辺泰男さんにお話を伺った上、ご自宅まで招待していただき、最高のプランツォをいただいた!ミラノではデ・カルロ氏の事務所mta AssociatiでMonica Mazzolaniさんから貴重なお話を聞くことができ・ス。8年前に暮していたミラノも懐かしかった。



・世田谷まちづくりファンド 災害対策・復興ま・ソづくり部門公開審査会(2012年3月)

○場所  :世田谷区三軒茶屋しゃれなーどホール
○参加者:世田谷区民の皆さん ファンド申請者の皆さん、世田谷トラストまちづくり、ファンド運営委員など数十名以上
○活動内容:
  土肥が運営委員長を務めている世田谷まちづくりファンド運営委員会は、震災以後、このファンドでも何かできるのではないかと、その仕組みを構想し、実現しました。世田谷で培われたまちづくりが、地震・津波・原発の被災地の人々や町々と共にあること、何・ゥを仲間の町にもたらし、何かを世田谷に持って帰ってくること、これを目指して部門が新設され、公開審査会が開催されました。世田谷で活躍・オている10グループ・ェ応募されました。残念ながら予算の制約上、4団体のみが助成を受けることになりました。2013年3月2日には成城ホールで4団体の活動報告会が開催されます。素晴らしい活動を見せてくれると期待満帆です。
災害対策・復興まちづくり部門公開審査会



・ホームレス支援活動におけるデータベースの調査(2012年2月)

○場所  :福岡市「抱樸館福岡」
○参加者:東工大の4人
○活動内容:
 日本学術振興会科学研究費21530581によるホームレスHLの人々へのトータルサポートの実現のための研究の一環として、HL支援グループのHL個人別データベースの構築の実態および意向調査を行った。私たちはHL個人別データベースを川崎市で水曜パトロールの方々と協働して行い、またロンドンではデータベースCHAINの有効性と慎重な運用実態を知ったが、全国・ナはどんな状況なのかを知りたかった。そんな中、優れて先進的な取組みをされているNPO法人北九州ホームレス支援機構の存在を知り、是非ともとお願いし、お話を伺うことができた。データベース構築に関する高い技術に圧倒されると同時に、その運用に関しては「HLの人たちのためにあるデータベース」という丁寧な姿勢を教えていただいた。深く感謝している。



・「風景の交換・共有・vプロジェクトin長崎 (2011年11月〜)

○場所  :長崎市
○参加者:ランディ、マーシャ、ユンジュ、柴田、土肥、木村、土屋、長谷、吉田の9人のコミュニティ・デザイナー
○活動内容:
 前日の福岡大学で提起された、コミュニティ・デザインの可能性としての「風景の交換・共有」を、長崎ツアーで実験的に検証することとした。このツアー後、それぞれが印象に残ったシーンを表現し、長崎の地図の上に落とした。9枚の長崎風景マップと描かれた50以上のシーン、シーン共有に関する意見交換など、現在もこのプロジェクトは・アいている。土屋さんがこのプロジェク・gのリーダとなり、2012年3月に成果の一部を卒業論文として発表した。ものすごくおもしろい論文になった。続きは夏のソウルのコミュニティ・デザイン国際会議で公表する予定である。



・再考 コミュニティ・デザイン 国際交流公開会議 (2011年11月)

○場所  :福岡大学
○参加者:
コーディネータ;柴田久、講演・パネラー;ランディー・ヘスター、マーシャ・マクナリ(敬称略)、土肥真人  土肥研の学生8名、バークレーの学生2名、福岡大学の学生約100名
○活動内容:
 福岡大学の柴田久先生がオーガナイズした国際会議。ランディもマーシャもコミュニティ・デザインの先駆者であり、現在も精力的に活躍している人々である。柴田先生は4年前、土肥さんは20年位前にU.C. Berkeleyのランディーの元に留学している。日本にコミュニティ・デザインという考え方や言葉が紹介され、様々な実践が始まってから約20年、住民参加のデザインの現状と今日コミュニティ・デザインが果たすべき役割について、特にグローバリズムに対してローカルの持つ力、展望について、熱い話し合がもたれた。



・地域連携コミュニティ再生講座2011−伝える技術・受けとる心 (2011年10月)

○場所  :恵庭市、オープンガーデンの町恵み野とリサーチビジネスパーク
○参加者:札幌圏6都市で市民活動センターなどを運営している6つの市民団体(約15名)、財 北海道地域活動振興協会、土肥研から学生5名
○活動内容:
 今年で第5回目となるコミュニティ再生地域連携講座の全体フォーラム。今回は恵庭市を舞台に、まちとまち、人々の活動と活動をどう繋ぐのか、参加者一同で考えた。恵庭とは魅力ある名前で、その中でも恵み野という美しい響きの街には、オープンスガーデンを楽しむ人々がいた。自分の庭に手をいれ美しくするのと同時に地域の多くの人々に手塩にかけた庭を見せてくれるのである。場所と愛と作業とが共有され繋がっているのを実感した。会議の翌日は地元の方の好意により、この地域を繋ぐ千歳川のボート下りを学生諸君と堪能することができた。



・第19回世田谷まちづくりファンド つながり図(活動報告会)(2011年6月)

○場所  :世田谷区
○参加者:ファンドのみなさん
○活動内容:
  20年の歴史のある、世田谷のまちづくりに関わる活動を、2010年度に限りそのつながりを視覚的に共有しようとした。人が集まることは場が・Wまることであることがわかった。
写真は、ファンドの仲間たちのつながりを地図に表したものです。




・東北支援ネットワークプロジェクト(仮称)−東北大震災被災地視察(2011年5月)

○場所  :岩手県(大船渡、陸前高田、住・c町等)、宮城県(仙台市、名取市等)
○参加者:土肥研究室メンバーとその関係者(計15人)
○活動内容:
  土肥研究室の有志メンバーが東北大地震・津波の被災地を視察してきました。
仙台市周辺では、東北工業大学新井さんの調査手伝いを行い、大船渡周辺では、研究室OB天野が関わる愛知ネットの支援活動を視察しました。
そして・A土肥研究室で、東北大震災被災地を巡ってきたメンバーが中心となり、被災地視察報告&支援活動提案会を行い、現地の状況、課題を発表し、今後の活動についても提案を行いました。
今後は、引き続き現地の後方支援を行うとともに、仮設住宅でのコミュニティづくり支援と・「った具体的な活動をしていきたいと思います。


・東工大デンマークウィーク 冒険あそび場 羽根木プレーパークで遊ぶ! (2010年11月)

○場所  :羽根木プレーパーク 
○参加者:清水窪小学校3.4年生のみんな34名、小学校の先生3名、東工大8名
○活動内容:
  東工大社会理工学研究科では北欧ウィークという企画を行っている。2年目・ノあたる今年はデンマークを取り上げたのだが、「冒険遊び場」がデンマーク発祥ということで、東工大のお隣さんである清水窪小学校のみんなと一緒に大・^バスに乗って、羽根木プレーパークに遊びに行った。企画の意図はともかく、子どもたちも学生も大学の教員も、みんな一緒の子供の顔になって、ロープ渡りや木登り、焚き火と焼き芋、カルメラ焼き、ベーゴマに釘刺し、とにかく遊びまくった。自由な遊び場を勝ち取ってこられた「NPO法人日本冒険遊び場づくり協会」と「NPO法人プレーパークせたがや」の皆さんには大変お世話になった。ありがとうございまし・ス。



・幸区庁舎建て替えに伴う「子どもによるひろば設計ワークショップ」 (2010年11月)

○場所  :川崎市幸区役所 
○参加者:子ども会や野球クラブの子どもたち40人、川崎市職員4名、コンサル2名、東工大7名
○活動内容:
  幸区の子ども会や野球少年チームの子どもたち、小学校3年生から中学2年生まで40名と一緒に、区役所の敷地を探検し、こんな風になったらい・「なっていうイメージを描いてもらった。11月にしては暖かいお天気で、区役所の敷地のあちこちにダンボールを敷き・Aちょこんと座ったり、腹ばいになったり、いろいろ話しあいながらクレヨンで設計する子どもたちは、あっという間に模造紙を絵で埋めてしまった。子ども達の絵には、広場の真ん中に多目的グランド、それを眺められる高い場所、木陰のベンチ、ピクニックできる芝生広場、ビオトープや釣堀池の自然などが描かれている。これらのものができて、30年後、この子達が大人になったときに「自分達が提案したんだよ!」と彼らの子ども達に言えますように!!


・地域連携コミュニティ再生講座WS3(2010年10月 )

○場所  :千歳市民活動センター・ミナクール、支笏湖YH 
○参加者:札幌圏6都市で市民活動センターなどを運営している6つの市民団体(約15名)、財 北海道地域活動振興協会
○活動内容:
  3年連続となるこの企画で、今回は初めて会場を飛び出し6団体の活動・駐_を巡るツアーを行った。石狩から始まり札幌、江別、北広島、恵庭と廻った。ツアーの最終地点である千歳で3年前からこの企画で使用している大地図にツアーの軌跡・時間・写真を落としてみて繋がりの可視化を試みた。そしてこの軌跡は、実は普段から多くの人が繰り広げている無数に張り巡らされては消えるつながりの一部分にすぎず、無限の繋がりが本当は存在しているというところまで想像してみた。
実際に体を動かしての今回の企画の影響は強く、翌日朝からの6団体ミーティングでは、6団体の連携組織『アクティブ・アクティブ』の話が具体的に進んだ。 次の展開が楽しみな企画となった。
★報告書:みんなで「つながり」をつくる2010



・幸区庁舎建て替えに伴う「新しい区役所広場アンケート」(2010年9月)


○場所  :川崎市幸区の13小学校 
○参加者:小学5.6年生のみんな 2034人
○活動内容: 幸区内全13小学校の5,6年生2034人へのアンケートを区役所と一緒に実施!
Q1「どんな遊びがしたい?」
Q2「30年後、大人になった君は何をしているだろう?」
Q3「クラスで場所を借りられたら何をしたい?」
の質問に答えてもらった。
Q2とQ3は模造紙4枚を使っての巨大KJ図にまとめ・i作成時間、一枚大人・T人で10時間!)た。
30年後、自分が大人になった時の使い方、「子どもと遊んでる」「のんびりと木陰で休んでいる」「友達とベンチでおしゃべり」などなど、お父さんやお母さんをよく観察しているのがわかる。これらの貴重な考えが、新しい広場の設計に生かされることを信じたい。


・イギリス、ロン・Ehンのホームレス調査(2010年9月)

○場所  :イギリス、ロンドン市 
○参加者:東工大4名、奈良県立大1名、水曜パトロール1名
○活動内容:
  昨年にオーストラリア調査に引き続き、ロンドンのホームレス問題への政策スキームと運用の実態を調査した。今回は20年間ホームレスを支援する活動を展開している川崎水曜パトロールの方にも同行していただくことができた。
ロンドンではBroadway、Homeless Link、St. Mungo's、Depaul UK、The Riverside Group、Emmaus South Lembeth、St. Mungo's、Thames ReachのNGO7団体、RB Kensington & Chelsea、City of London、LB Westminster、Greater London Authorityの行政4団体の方々に、ヒアリングに協力してもらった。‘No One Left Out’「一人も外に残さない」という新しいプロジェクトは、行政とNGOとの強いパートナーシップの下、ホームレス一人ひとりのニーズに対応し、社会の中での居場所をもたらしつつある。2012年ロンドンオリンピックに向けて、強制排除なしのホームレス0と言う、遠大で高邁な目標が立てられている。「本当にできるのか?」と思ってしまうけれど、ロンドンで出会ったNGOや行政の人々なら本当にやってしまうかもしれないとも思うほど、この10年間の彼らの活動の実績には感銘を受けた。親切に応対してくれた上記団体の皆さんには本当に感謝している。


・世田谷まちづくりファンド関係の集まり (2010年4月〜)

○場所  :三軒茶屋シャレナードホール他 
○参加者 :世田谷区民の皆さん ファンド申請者の皆さん、世田谷トラストまちづくり、ファンド運営委員など数十名から100名以上の時も
○活動内容:
 2010年度から世田谷まちづくりファンド・フ運営委員長を務めることになった。まち・テくりの分野では知らぬ人のいない、設立18年の老舗ファンドである。特に市民とともに行う公開審査や交流会が年に何度もあるのが、他のファンドとは一味違うところである。今年は、4月に活動発表会、6月に公開審査会、7月に交流会、9月に現地見学会、11月に交流会、12月に公開審査会と、多くの市民に方々にお会いすることができた。東工大は目黒区にあるから、世田谷とはお隣さんである。運営委員長を務める間に、できるだけ世田谷のまちづくりの現場を訪れたいと考えている。
リンク:世田谷まちづくりファンド


・地域連携コミュニティ再生講座WS2 (2010年1月)

○場所  :札幌市琴似八軒コンカリーニョ(劇場) 
○参加者:札幌圏6都市で市民活動センターなどを運営している6つの市民団体(約15名)、財 北海道地域活動振興協会
○活動内容:
  昨年度に引き続いて、6市の市民団体の方々と「連携して地域を創る」ことを考えた。昨年以来の活動をお互いに報告しあい(<まちの歴史聴き書き講座><まちづくりネットワーク交流会><市民風力発電>などなど)、旧交を温めた。そしてつながりに・ヨするQを皆で考え、提案し、投票した。
 Q1:来年は皆で〜〜しよう!
 Q2:つながりは〜〜だ!!
 Q3:行政と連携するには〜〜するといい!!
 Q4:自分たちの地域に必要なのは〜〜だ!!
 Q5:地域連携祭りでは〜〜イベントやりたい!!
「つながりは行動力だ!!」には満票が入った。本当にそのとおりだと思う。また、昨年の巨大マップに石狩管区内の・mPOの仮想活動領域を重ねて、市民の連携のありかたを構想してみた。
★報告書:みんなで「連携」を考える2010



・奈良県曽爾村中学生WS(2009年11月) 奈良県立大学古山ゼミ主催

○場所  :奈良県曽爾中学校 
○参加者 :曽爾中の1〜3年生(38名)、奈良県立大学古山講師&ゼミ生(4名)、土肥研お手伝い(6名)
○活動内容:
 曽爾村の地域活性化を目的に、奈良県立大学地域創造学部の古山周太郎講師の指導の・烽ニ、村内全中学生と一緒に「好きなところ」「嫌いなところ」「遊び場」「将来について」を聞いた。6m×6mのガリバーマップにみんなの意見をマッピングして見た。意見は巨大KJ図にまとめても見た。
 


・オーストラリア、シドニー・メルボルンのホームレス調査 (2009年9月)

○場所  :オーストラリア、シドニー市・メルボルン市 
○参加者 :東工大4名、奈良県立大1名
○活動内容:
 日本学術振興会科学研究費21530581を受けて、オーストラリアでのホームレス問題への政策スキームと運用の実態を調査した。特に、ホームレスの人々がホームレス状態から脱却するまでの過程を支えるトータルサポートのシステムが知りたかった。
調査の結果と・オては、ホームレスの定義の特徴、ハウジング・ファースト政策の採用と進展、行政とパートナーシップを組むNGOセクターの組織化、公共空間に関するプロトコルの存在、などに・ツ・「て知ることとなり、実に実りの多い調査だった。NGOによる政策提言、NGOと行政ウーマンとの定期的な会議(シドニー市もメルボルン市も担当は女性の方だった)、NGOで働いていた人が行政マンになる人的交流など、行政とNGOのパートナーシップは非常に強く、税金を効率的に投下して、ホームレス一人ひとりのニーズに対応し、問題へ対処することを可能にしている。
調査に快く協力してくれた、Mission Australia、Wesley Mission、Inner-City Homelessness Outreach & Support Service、Youth Accommodation Association、Homelessness NSW、Council to Homeless Persons、Housing Resource & Support Service Inc.、City of Sydney、City of Melbourne の方々には、本当に感謝している。



・地域連携コミュニティ再生講座WS(2008年11月)

○場所  :札幌市琴似八軒コンカリーニョ(劇場)
○参加者:札幌圏6都市で市民活動センターなどを運営している6つの市民団体(約30名)
○活動内容:
 北海道石狩支庁にある6市の市民団体はそれぞれの地域で活発に活動を繰り広げてきた。これらの・s民団体の人々が、より広域にわたる連携を図れるようにするのが本講座の目的である。そこで、まずお互いの歴史を知り合おうと、大きな年表(4m)を作成し並べて張ってみる。すると発足の時期や大きな出来事、問題点など重なることも随分と多いことに気がついた。さらに石狩支丁の巨大地形図(7×5m)の上でみんなの現在の?がりと将来の可能性について考えた。同時にこの地形図はほとんど日本第2位の流域面積を持つ石狩川の流域に含まれており、大きな時の流れによって作られた固有の地形や生態系(バイオリージョン)の中で多様な市民活動・ェ繰り広げられていることも確かめた。
★報告書:コミュニティを育む「場」を考え・・/A>
 
・こんなコミュニティで暮らしたい 〜自分たちでデザインする方法と技術〜(2008年3月)

○場所  :札幌市 生活支援型文化施設コンカリーニョ
○参加者:札幌市・シ区琴似・八軒地区の地域住民、他
○活動内容:
 札幌市西区琴似・八軒地区の地域住民を対象に行われたワーク・Vョップ。自分の部屋のインテリアやレイアウトを考えるように、部屋の外である『まち』を考えるとどうなるか? 自分の空間でもある『まち』への愛着に気づいたり、楽しい場所となるような面白いアイディアも出るかもしれない。そのような思いからこの企画は考えられた。前半の『琴似・八軒見事に大発見!』では地域住民の生活圏内で、各自の行動範囲やルート、まちのいいところ、悪いところ、提案したいことを、地図上にプロットしてみた。後半の『○○○広場?を考えよう』では対象エリアを絞り、会場である生活支援型文化施設コンカリーニョの前にある広場について考えた。提案では大人も子供も、「自然」や「食」に関するものが多かったのが特徴であった。共に人間には欠かせないもの・ネのだが、都市生活では軽視されがちなものである点が興味深いところであった。
★報告・早Fこんなコミュニティで暮らしたい 結果報告
 

・メキシコ、・緒Zに関する都市民衆運動の調査 (2008年3月)

○場所  :メキシコ、メキシコ市 
○参加者 :東工大6名
○活動内容:
住宅総合研究財団から天野裕氏が受けた助成だが、その調査に研究室メンバーも参加した。
1985年のメキシコシティ大地震以降、20年以上にわたり活動してきた自助建設グループへの聞き取り、現地見学・調査など行った。この研究はPCMB(Programa Comunitario de Mejoramiento Barrial )の調査として現在も継続している。
個人的には20年程前に一緒にコンクリートをこね、鉄筋を曲げ、煉瓦を積み、家を作った仲間たちと久しぶりに会えたのが、嬉しかった。


・幸手市西中学校まちづくりWSプロジェクト(2007年7月)

○場所  :埼玉県幸手市立西中学校の教室と体育館
○参加者:西中の1年生(182名)、幸手市職員(13名)、東工大スタッフ(30名)
○活動内容: 
中学生に自分のこれからの人生と幸手の街の将来を重ねて考えてもらうことを目的とした。同時に、市職員にとっては現場にアウトリーチするまちづくりを実感し、まちづくり交付金の提案事業として位置づける試みであった。中学・カは、まず自分の人生の出来事「ライフ・イベント」をイメージし、長さ4メートルのリボンを40歳までの人生として・Aイベントカードをホチ・~めする。そして20,30,40歳になった自分はどんな街幸手に住んでいるか、住みたいかを考えてもらった。体育館に翻る青と赤の184本のリボンは中学生一人ひとりの夢と思いを表し、幸手の街はその主な舞台となるのである。総勢230名ほどの大掛かりなWSだった。
★報告書:幸手の将来 みんなの未来

・泉の家アート化プロジェクト(2003年5-12月)
○場所  :世田谷区岡本 泉の家
○参加者:泉の家の人たち(約20名)、東工大の学生(約20名)
○活動・燉e:中途障害を持った人々のための居住・作業スペースである「泉の家」をキャンバスにして、住んでいる人々が共に自由に表現することを目的にプログラムされた。計10回のWSとアート作業は、楽しく豊かなものだったが、これは平均入所19年に及ぶ・緒Z者の方々が、将来的は自立し自分を表現できることを目指すという真剣な取組みでもあった。参観した一人ひとりのアイデアやモチーフが、コラージュされた作品のどこかにある。完成したアートに囲まれた披露祝賀パーティは共に表現する喜びに溢れた。
★報告書:泉の家アート化プロジェクト
 

・マニラのストリートチルドレンのための家カンルンガン・サ・エルマ訪問(2006年7月)

○場所  :フィリピン、マニラ市 
○参加者 :1名、(その後6名)
○活動内容:
  フィリピン、マニラ市のストリートチルドレンのための家カンルンガン・サ・エルマを訪問した。
都市オープンスペースをめぐる最大の問題の一つであるホームレス、特に子どものそれは、私たち空間の専門家にも、大きな課題を突きつけている。そう・vってから大分経ったが、ついに友人の紹介でカンルンガン・サ・エルマに滞在することができた。子どもたちと2週間近く一緒に過ごし、日本人スタッフのわたなべなおみさんに子ど・烽めぐる状況を詳しく説明してもらった。し・ゥし今でも何ができるのか、わからないまま考えている。この後、研究室の学生諸君も何名もこの家を訪問し、こどもたちと友達になっている。


・あそびば探検隊 子供の行動圏調査ガリバーマップWS(2002年11月)
○場所  :つくば市立二ノ宮小学校体育館
○参加者:小学生1〜6年生(約40名)、児童館の先生
○活動内・e:二宮小学校OGの西田さんが子供の遊びと遊び場について、後輩の子供たちと遊びながら聞き取ったWS。
7×20mのカラー立体ガリバーマップ(製作期間2ヶ月)が圧巻で、子供たちは本当の街の上を飛び回るように、遊び方や遊び場所を教えてくれた。みんなで遊ぶ公園や生き物遊びをする場所、ボールや道具を使った遊びのための公園など、その日の遊びによっていく場所を変え、また学年が上がること飛躍的に活動範囲が広がることなどがわかった。

★報告書:あそびばたんけんたい


・いちょう団地 国際交流ワークショップ(2000年11月)
○場所  :横浜市泉区いちょう・c地
○参加者:国際交流会に参加されたいちょう団地の皆さん(193名)、 多文化まちづくり工房(早川秀樹さん主催)に通ういちょう団地の子供たち(約30名・j
○活動内容:土井澄香さんの修士論文に絡めて、多文化社会に生きる人々の現実と希望を伺った。ベトナム、カンボジア、ラオス、ペルー、日本、中国、の全六カ語のパンフレットやWSキットを用意し当日会場を聞き取りして回ったのは、いちょう団地に暮らす様々な国籍の子供たちである。子供は希望であり、いつでも人々を繋いでくれる。
★報告書:といろのこえ
 

・印旛村の都市計画の基本方針(都市マス)策定業務(1998年8月〜(第1期))

○場所  :千葉県印旛郡印旛村区
○参加者:印旛村役場の部局横断の若手職員の皆さん住民の皆さん
○活動内容:都市マスタープランの「全体構想」策定のために、将来を担う若手職員を中心にワーキング検討会を結成(サスケオールスターズの白鳥さん含む)。検討会メンバーは住民と共に考える場として、年齢層毎にWSを開催し、全9回の検討会WSを通じて全体構想をまとめた。
【中学生WS】
印旛中学校の体育館で二年生全員(108名)が参加、先生方にも参加いただいた・B「村のよいところ」「村に将来欲しいもの」を考えて、印旛村巨大カルタを作成。体育館に新聞紙でかたどった巨大印旛村を舞台にカルタ大会を開催し、おおいに盛り上がった。
【成人式WS】
印旛村の今日を担う成人式の場を活用した簡単なWS。会場入口に「明日の印旛 残すものー変えるもの」ボードを設置し、意見をポストイットに書いて貼ってもらった。めでたい席で久しぶりの友人達とおしゃ・ラりしながら、少しだけ自分の村の明日のことを考えてもらったことはよかった。

★報告書:いんばの・・/A>


・印旛村の都市計画の基本方針(都市マス)策定業務(1999年度(第2期))

  
○場所  :千葉県印旛郡印旛村区
○参加者:印旛村役場の部局横断の若手職員の皆さん、印旛村民の皆さん
○活動内容: 二年目は、都市マスの「地域・集落別構想」作成。全10回のワーキング検討会と18回の「まちづくりサロン」が開催された。サロンで得られた住民の方々の意見をもとに印旛のしかない「地域・集落別構想」が完成した。
【地区別まちづくりサロン1】
3日間で印旛村全14地区184名の人々とWSを通して地区のこと村のことを話し合った。サロンでの意見をもとに「地区のまちづくり方針(素案)」が作成された。
【地区別まちづくりサロン2】
検討委員会が作成した「地区のまちづくり方針(素案)」に対する村の人々の意見を聞いた。おおむね好評であったので、自信をつけてまとめに入る。
【いんばまちづくりサロン・R】
完成間近の都市マスタープランを発表し、住民意見のさらなるフィードバックをもらった。同時に開発の進みおおきく変わ・チていく印旛村にとって、今のみなの声を十分に反映したマスタープランを役場の書庫で眠らせないで、一緒にまちづくりを行うことの大切さを確認した。


・島根県美保関プロジェクト(1997年11月)
○場所  :島根県八束郡美保関町美保関地区
○参加者:美保関地区住民の皆さん(43名)
○活動内容: この後現在まで続く美保関との出会いとなったWS

東京から来た「よそ者」に美保関がどれほど美しく感じられているのかを街の人に知ってもらうために、額縁WSを行い発表した。街の人々は、「これはどこだかね。」「これはあそこだが!」などと見慣れたはずの風景に見入っていた。
住民集会では、土井良浩君の修論から「美保関にあった問題とその解決 の歴史」について発表し、住民の方々も美保関の「好きなところ」「嫌い なところ」「望まれる将来」をテーマにそれぞれの思いを語っ てもらった。報告書「みおのまち」は、参加した人々に後 日謹呈した。


★報告書:みおのまち
 

・埼玉県戸田・白岡での生活道路調査(1996年10月)
○場所  :埼玉県戸田市喜沢地区、白岡町篠津神山地区
○参加者 :白岡町神山地区住民の皆さん(15名)
   ・ヒ田市喜沢地区住民の皆さ・(18名)
○活動内容:コミュニティが道とどのような関係を持ってきたのか、住民の人々と一緒に考えた。 【現在・昔の地区周辺に対する意見の聞き取り】 青焼きの地図に、昔の出来事や思い出を記録してゆく。はじめはポツリポツリだが次第に子ども頃の情景があふれ出してくる。道を神輿が練り歩き、一緒にどぶ掃除をし、砂利をならした風景である。これはすべて失われた風景で(神輿はルートを変更して再開)、生活道路が交通用途に占有され、住民間管理からも大きく離れたことが、実態としてわかった。
 

Lゼミ
・国立療養所多磨全生園サイトプランニング演習(2005年後期)

○場所  :東村山市・送ァ療養所多磨全生園
○演習内容:元ハンセン氏病の療養所である多磨全生園。
35.3haの広大な園の敷地は、かつては閉ざされた空間・ナ、教会や寺院、望郷の丘などつらい過去を偲ばせる場所も多くある。差別し排除してきた社会が自らの罪を自覚し忘れることのないよう、そしてこれからも安心して暮らし続けられるよう、場所と対話しながら設計することを求めた。

・霞ヶ浦病院サイトプランニング実習(2001年前期)

○場所  :茨城県土浦市霞ヶ浦病院
○演習内容:国立霞ヶ浦病院の広大な敷地(約11.9ha)を、現在の病院機能を維持しつつ改造する、斬新で患者さんやその家族、看護学校の生徒や職員スタッフ、この病院に訪れるすべての人が、安心できる暖かい提案を求めた。
最後に病院で発表会を行い、院長をはじめ、お医者さん看護士さんに提・トを見ていただき、評価してもらった。

・鹿沢アートインスタレーション演習(2001年後期)

○場所  :群馬県嬬恋村鹿沢
○演習内容: 厳冬の山中で「自然との対話」「自己との対話」を通じて、内なる想像力・創造力を発見し、それを表現する作品制作を行った。
使用素材は、木、葉、石、氷など自然物である。作品があるべき場所を探し、1人で作品を制作し、皆でそれぞれの作品を見て歩いた。あたかも遥か昔からそこに在ったかのような作品たちは、まるで全部で一つの物語のようであった。後日、緑ヶ丘3号館1Fロビーにて、作品写真の展示会を行った。
 

■コンペ
・IFLA国際ランドスケープコンペ

 

 
・鎌倉

   

・春日部

 



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